世紀の離婚会見バツイチ誕生と社会現象
1992年9月、お笑いタレントの明石家さんまさんと女優の大竹しのぶさんは、結婚からわずか4年で離婚されました。このときのさんまさんの離婚会見は大きな話題となり、彼が自らを指して使った「バツイチ」という言葉は、その年の流行語になるほどの社会現象を巻き起こしました。さんまさんは、自身の離婚や結婚生活を現在でもお笑いのネタとして使い続け、笑いに変えることで、その経験を昇華させています。
離婚の背景仕事と家庭生活の価値観のすれ違い
明石家さんまさんと大竹しのぶさんが離婚に至った背景には、仕事に対する価値観のすれ違いがあったと言われています。さんまさんは結婚の際、大竹さんに仕事をやめて家庭に入ってほしいという条件を出したことがあったそうです。しかし、女優としての情熱が強い大竹さんは、長女IMALUさんが生まれた後も仕事を再開されました。さんまさんは、長女が3歳までは家庭にいてほしかったという本音を漏らしています。大竹さん自身も、女優としての自分と母親としての自分を両立させようとする中で、さんまさんに気を使って花束を隠して帰宅したことが、離婚の引き金になったかもしれないと振り返っています。
離婚会見の裏側大竹しのぶの秘められたサポート
世紀の離婚会見の裏側には、元夫婦ならではの感動的なエピソードがあります。さんまさんは、離婚会見の時に着ていた服について、実は大竹さんがアイロンをかけてくれていたことを、後になって知り、とても驚き、感謝の言葉を述べたそうです。また、離婚会見の日に和田アキ子さんからさんまさんへ電話がかかってきた際、電話をとったのが大竹さんだったという逸話もあります。これらのエピソードからは、離婚という形になってもなお、お二人の間に確かな信頼関係があったことがうかがえます。
離婚後も続く円満な関係友達以上家族未満の理想形
明石家さんまさんと大竹しのぶさんは、離婚して30年以上が経過した今も、家族ぐるみで交流を続けていることで知られています。IMALUさんの父親として、また大竹さんの長男である二千翔さんの育ての親として、合同誕生会や食事会を共にするのが恒例です。大竹さんは、さんまさんのことを「楽しい人だけど一緒に暮らすのは無理」と断言しつつも、「（さんまの）才能は尊敬している」と語っています。この関係性は、世間から「友達以上、家族未満」の理想形として注目を集めています。
さんまの離婚観二千翔さんの結婚式での親族じゃないんですけど
さんまさんの離婚後の振る舞いは、新しい家族のあり方を示しています。大竹さんの長男・二千翔さんが結婚された際、さんまさんは実の父ではない立場でありながらも、二千翔さん本人の強い希望で結婚式に参列されました。スピーチでは、自らを「親族じゃないんですけど」と笑いに変えながらも、深い親心を見せました。さんまさんは、離婚したからといって子供たちとの縁が切れるわけではないという、血縁を超えた家族の絆を大切にする姿勢を一貫して示しています。
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